JAバンクシステム・セーフティネット

JAバンクシステム

万全の体制で組合員・利用者の皆さまに、
より一層の「便利」と「安心」をお届けします。

JAバンクは、JAバンク会員(JA・信連・農林中金)で構成するグループの名称です。組合員・利用者の皆さまに「便利で、安心な」金 融機関としてご利用いただけるよう、密接な連携をとっています。ペイオフ、不良債権処理、IT活用による金融サービスの多様化などの環境変化に対応し、喜 ばれるサービスをご提供します。

JAバンクシステムってなに?

ペイオフ解禁や金融大競争時代に対応し、より便利で安心なJAバンクになるため、全国のJA・信連・農林中央金庫の総合力を結集。JA バンク法に基づいた、実質的に「ひとつの金融機関」として活動していく新たな取組みが「JAバンクシステム」です。このJAバンクシステムを活用し、全体 の高度化、専門化などを進めています。

JAバンク・セーフティネット

JAバンクには、
「JAバンク・セーフティーネット」があります。

   より安心な金融機関としての信頼を得るために、JAバンクは、「JAバンク・セーフティーネット」を構築しています。まず、公的 制度である「貯金保険制度」。そして、「JAバンクシステム」のもとJAバンク全体で経営健全性を確保するための支援制度である「JAバンク支援基金」。 この仕組みによって、組合員・利用者の皆様により一層の「安心」をお届けします。

JAバンク・セーフティーネットの仕組み

貯金保険制度(貯金者を保護するための国の公的な制度)+JAバンク支援基金等(JAバンク独自の支援制度)

貯金保険制度

 「貯金保険制度」は貯金者保護のための国の公的な制度であり、JA・信連・農林中金などが加入しています。
この制度は政府・日銀・農林中金・信連などの出資により設立された貯金保険機構によって運営されており、JAなどから収納された保険料を原資に、万一JAが経営破綻して貯金の払い戻しができなくなった場合などに貯金を一定の範囲で保護します。
「貯金保険制度」における貯金者保護のための仕組みは、「預金保険制度」(銀行・信金・信組・労金などが加入)と基本的に同じです。

JAバンク支援基金等

 JAバンクの健全性維持を支援するため、JAバンク独自の取り組みを行っています。
全国のJAバンクの拠出により設置された「JAバンク支援基金」等を活用し、個々のJAによる経営健全性維持のための取り組みに必要な支援(資本注入など)を行います。
また、万一緊急の事態に陥ったJAへの貸付や経営が困難となったJAへの資金援助なども国の制度である貯金保険制度と連携して行います。

経営の健全化を確立するため、JAバンク全体で新たなシステムを作りました。

   JAの健全性を確保するためのシステム(破綻未然防止システム)が稼動しました。JAの経営上の問題点の早期発見・早期改善のた め、行政の基準よりもさらに厳しいJAバンク独自の自主ルール基準(自己資本比率、業務体制など)を設定。JAバンク全体で個々のJAの経営状況をチェッ クし、適切な改善を早期に行います。この新たな仕組みは、法律(JAバンク法)でも裏付けられています。

破綻未然防止システムのポイント

  • 経営状況をチェック (モニタリング)
    個々のJAの財務状況、業務体制などについてチェック(モニタリング)を行い、問題点の早期発見に取り組んでいます。モニタリングは、農林中金に設置された「JAバンク中央本部」と信連に設置された「JAバンク県本部」が行います。
  • 経営改善への取組み
    モニタリングの結果「自主ルール基準」に該当するJAは、この状況に応じた一定の資金運用制限も行いつつ、経営改善への取組みを行います。JAバンク中央本部・県本部は、関係団体と連携しその取組みを強力にサポートします。
  • JAバンク支援基金によるサポート
    「自主ルール基準」に基づき経営改善への取組みや事業運営形態の見直し(事業譲渡、合併など)を行うJAには、新たに設置した「JAバンク支援基金(JAバンク支援協会)」が必要なサポート(資本注入や資金援助など)を行います。

JAバンク法ってなに?

   「JAバンクシステム」が確実に機能し、JAバンク全体としての信頼性向上のために法制度面での裏付けとして整備された法律です (正式名称「農林中央金庫及び特定農水産業協同組合等による信用事業の再編及び強化に関する法律」)。この法律で、農林中金は、基本方針(自主ルール)を 定め、関係団体と連携しJAバンク会員に対し必要な指導を行うこととされています。